
平素はフォレスデンタルクリニックにご来院頂きありがとうございます。
現在テレビなどのメディアを通じてご存知の通り、新型コロナウイルスがこの日本でも流行しております。また、一部では、「歯科医院は感染リスクが高い場所である」とマスコミでも報道された事で、患者様ご自身も、通院することを不安に感じていらっしゃるかと思います。
当院は患者さんとスタッフを院内感染から守るため、現時点で考えられるできる限りの院内感染対策を行っております。今後も国内外の最新情報を入手して、新たな対応が行えるようであれば、最優先で院内感染対策に取り組む事をお約束いたします。
① 待合室において密閉、密集、密接を防ぐ工夫
新型コロナウイルス対策として、1)雑誌、書籍をすべて撤去し3)消毒液による手指消毒をお願いしております。ご不便をおかけするかもしれませんが、何卒ご協力くださいますよう、お願いいたします。
① マスク、フェイスシールドの徹底
治療中に関してはマスクやフェイスシールドの使用を徹底しております。
② ハンドピース類の使用後は毎回洗浄、消毒、滅菌
患者さんごとに滅菌されたハンドピースを使用しております。
③ 音波洗浄機と薬液消毒による器具の洗浄
音波洗浄機で汚れを確実に洗浄します。滅菌前のこの工程で滅菌の精度を高めることができます。
④ クラスB滅菌機(オートクレーブ)の使用で全ての器具の滅菌
当院はクラスB(高圧蒸気滅菌機)を使用して、全ての器具を滅菌しています。クラスB のオートクレーブは滅菌工程で徹底的な空気除去により真空状態にし滅菌を行うことで、ハンドピースや手術器具、複雑な形状の器具など様々な種類の器具を滅菌することができます。
⑤ 口腔外バキュームの使用
口腔外バキュームの利用は、飛沫感染防止に有効であり、当院でもエアロゾルの発生が危惧される場合に口腔外バキュームを使用しております。
⑥ スタッフの体調管理の徹底
毎朝の検温を記入し、体調チェックし、万が一発熱があった場合は、当日の出勤を見合わせます。
2021年2月現在、全国に約7万軒ある歯科医院において、従業員から患者様に感染させてしまった、もしくは患者様から従業員が感染してしまったというケースは1軒もございません。それは日本歯科医師会からも公表されております。
マスコミの報道を受け、歯科医院への通院を敬遠される方もいらっしゃいますが、症状がなくとも歯科治療、口腔ケアを先延ばしにすることで、患者様ご自身の健康を損ねる可能性もございます。
そのため、治療やメインテナンスの継続・延期に関しては、ご自身で判断をなさらずに是非、一度当院にご相談の上、ご判断ください。
先日、NHKにて放送されましたテレビ番組の中で、鶴見大学歯学部探索歯学講座教授の花田信弘先生より「口腔ケアは重症化を予防し、ウイルス感染による肺炎に続いて起こる、免疫力低下による細菌性肺炎のリスクを低下させる」というお話をされておりました。
解説
① はじめはウイルス性肺炎との戦いである。
② ところがウイルスに対する免疫力が暴発し、肺の細胞がダメージを受けて、細菌性肺炎を起こしやすくなる。
③ むし歯・歯周病の治療と歯みがき・舌磨きをしなければ、細菌性肺炎を続発する。
④ 数千単位で細菌が急速に増加して免疫システムを圧倒して重症化する。
⑤ やがてバクテリアが血液に入り体を蹂躙 (じゅうりん)する。この状態になると死の可能性が非常に高くなる。
つまり、お口の中の細菌を少なくすることで、新型コロナウイルスにもしも感染しても肺炎の重症化を予防することが出来るということです。
当院としましては、患者様が安心して治療を受けて頂けるよう、今後も感染対策を強化してまいります。
その他、ご不安な事がご不明な点などありましたら、お気軽に当院にお問合せください。