
子どものための「予防歯科」
~3歳までに歯医者に行こう!~
突然ですが、あなたは歯医者さんが好きですか?
恐らく、歯医者さんが好きという方はなかなかいらっしゃらないかと思います。
様々な患者様からお話を伺うと、
「子どもの頃にとても痛い、怖い思いをして・・・」
と、よくお伺いします。
大人であっても、お子さんであっても、歯医者さんに来る理由は「むし歯になって痛い」というものが最も多いものです。もちろんむし歯になってしまった歯は治療をしなければなりません。今までの歯医者さんは「痛くなったら削って詰める」だけという事が一般的でした。ですが、どうしてもむし歯治療というものには少なからず痛みが生じてしまう事もあります。その為、お子さんの場合「痛いことをしてほしくないから歯医者さんに行きたくない」と思ってしまう事に繋がるのです。
フォレスデンタルクリニックでは、歯医者さんを好きになってもらいたいという思いから、
「痛くなってから行く歯医者さん」ではなく、「痛くなる前に通う歯医者さん」を目指し、予防歯科に力をいれております。
私たち親世代はむし歯予防には歯ブラシが最も重要であると教わってきました。
しかし親御さんの中でも「小さい頃から歯ブラシはしていたのに、むし歯になってしまった」という方はいらっしゃらないでしょうか?
日本のむし歯予防の教育は歯ブラシばかりが強調されてきました。しかし現実は小さなお子さんでもむし歯が出来てしまっていることは珍しくありません。
また一般的にはお子さんの場合むし歯が出来る場合、3歳までに最初のむし歯が出来てしまうのです。
つまり3歳までにむし歯を作らなけば、その後もむし歯になりにくいお口の環境になるということです。
では、どうしたらむし歯が出来にくいお口になるのか?
それは3歳までに「フッ素」を使用することです。
たったこれだけでむし歯になりにくい環境になるのです。
フッ素が広がっている他の先進国に比べて、日本はむし歯が以前として多いのです。
歯医者さんで定期的にフッ素塗布を行う事は最もむし歯を作らない1つの秘訣なのです。
1度むし歯が出来てしまうと、繰り返しむし歯ができやすい環境になってしまいます。
あなたの大切なお子さんが生涯にわたり、お口の健康を保ち続けるためには、なによりも3歳までに歯医者さんに通うことがとても大切なのです。
例えむし歯があったとしてもすべての治療を無理やり進めるという事はまずありませんので、ご安心ください。一般的にはむし歯治療が出来るようになる割合というのは、
3歳で20%
4歳で50%
5歳で80%
6歳でほぼ100%
と言われております、つまり年齢が幼ければ幼いほど、治療が出来るお子さんは少ないのです。親御さんからすると、治療の際に自分のお子さんが嫌がってしまう姿を見て
「迷惑かけてしまっている」
と思われる方はおりますが、それはお子さんの成長段階においては致し方ないことなのです。
無理に今治療をすることよりも、しっかりとお子さんが理解できる年齢に合わせて治療を行いますのでご安心ください。
どうしても治療が出来ない場合、治療が怖くて大泣きしてしまう子も珍しくありません。そうなると親御さんとしても複雑な気持ちになってしまうと思いますので、当院では「笑気麻酔」を導入しております。当院では、笑気吸入鎮静法という、恐怖心の和らぐ低濃度笑気を吸いながら治療することも可能です。笑気の臭いはほのかに甘い香りで、違和感なく気持よく吸入できます。吸入された笑気は、肺から血中に急速に溶け込み、5分以内に鎮静状態に到達します。逆に、血中からの排泄も非常に速く、笑気の吸入濃度を変えることによって鎮静度を迅速にコントロールすることが可能です。(健康保険)
歯医者さんに長く通ってもらえるためには、なによりも歯医者さんが好きになってもらうことがとても大切だと考えております。当院では無理やり治療することはまずしません。
そしてお子さんが楽しく通えるように、キッズスペースを完備し、「歯医者さんは楽しいところ」と感じてもらえるように心がけております。
お子さんの成長に合わせて治療を進めてまいります。
その為、チェアに座れるようになったり、お口の中に治療器具が入るなどのトレーニングを1つ1つ段階に分けて進めていきますので、お子さんが大泣きしながら治療を進めるという事は基本的にはございません。
むし歯予防で最も重要なことは、「飲食回数」をまとめることです。
これはおやつだけでなく、飲み物も含まれます!
水、お茶、牛乳以外を飲むことは飲食回数に含まれます。
・移動の車の中でのアメ、ラムネ
・お風呂上がりのジュース
・宿題をしながらおやつ
・脱水予防のためのスポーツ飲料
もちろんお子さんが欲しがると、グズることもあるので、仕方ないこともあると思います。
ですが出来る限りダラダラ上げるのではなく、まとまってあげることが何よりも重要です。
歯医者さんでフッ素塗布をしてもらうことも大切ですが、ご自宅でもフッ素を使ってむし歯予防をすることは、とても重要です。
〈3歳以下〉 フッ素ジェル | 〈3歳以上〉 ぶくぶくうがいのフッ素洗口 |
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仕上げ磨きは必ず寝かせ磨きで行いましょう。
どうしても嫌がるお子さんもいると思いますが、その場合は少し我慢をして抑制磨きを行っていきましょう。
小学校に入ると永久歯が生えてきます。生えてから2~3年は、歯がとても弱く、この時期にむし歯にさせないことがとても重要なのです。
むし歯が出来やすい歯の隙間はできればフロスを使うことをおすすめ致します。